日経平均株価とは?初心者向けに分かりやすく解説と過去の推移

【中級】ねこねこNISA

ヒロタカ先生!ニュースを見てると「日経平均株価が~…」なんていつも聞きますが・・・・そもそも日経平均株価ってなんなんでしょうか?

ももたろう君こんにちは。毎日のように聞く言葉だけど、そもそもなんの値なのか?がピンと来ていない人は結構多いんだ。

2026年、日経平均株価は「5万円時代」という未踏の領域に突入しています。ニュースや新聞で毎日目にするこの数字ですが、改めて「そもそも何を表しているのか?」「なぜこれほど上がったのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本稿では、投資初心者の方に向けて、日経平均株価の仕組みから、戦後の歩み、そして最新の2026年に至るまでの推移を解説します。


1. 日経平均株価とは?:日本経済の「体温計」

日経平均株価(正式名称:日経平均株価、英語:Nikkei 225)とは、日本経済新聞社が算出・公表している、日本を代表する225銘柄の株価指数のことです。

一言で言えば、「日本を代表する企業の株価をぎゅっと凝縮した平均値」であり、日本経済が元気なのか、それとも元気が無いのかを一目で判断するための「体温計」のような役割を果たしています。

なぜ「225」なのか?

東京証券取引所(プライム市場)には約1,600以上の企業が上場していますが、そのすべてを追うのは大変です。そこで日本経済新聞社が、市場流動性が高く、業種のバランスが良い「代表選手」として225社を選抜しています。

  • 選定基準: 業種のバランス(技術、金融、消費、素材など)と、取引の活発さ。
  • 見直し: 年2回(4月と10月)にメンバーの入れ替えが行われ、時代の変化に合わせて常に「旬」な企業が選ばれるようになっています。

なるほど!元気な順に上から225番目まで・・・それを日本経済の指標として測っているんですね。


2. 知っておきたい「仕組み」と「TOPIX」との違い

日経平均を理解する上で、避けて通れないのが「計算方法」と、ライバル的な指標である「TOPIX(トピックス)」との違いです。

計算の仕組み:単純な平均ではない?

日経平均は、225銘柄の株価を足して225で割る……という単純な計算ではありません。

実際には「修正除数(しゅうせいじょすう)」という特殊な数字で割っています。これは、株式分割(1株を2株に分けるなど)や銘柄の入れ替えがあった際に、株価が見かけ上ガクンと下がって指数の連続性が途切れないように調整するためです。

TOPIXとの決定的な違い

投資の世界では、日経平均と並んで「TOPIX」という言葉もよく出てきます。

項目日経平均株価 (Nikkei 225)TOPIX (東証株価指数)
構成銘柄選ばれた225銘柄東証プライム市場の全銘柄
計算方法株価平均型(修正平均)時価総額加重型
単位円・銭ポイント
特徴株価が高い「値がさ株」の影響大企業規模(時価総額)の大きい株の影響大

例: ファーストリテイリング(ユニクロ)のように、1株の値段が非常に高い銘柄が10%動くと、日経平均全体が大きく動きます。一方、TOPIXはトヨタ自動車のように「会社全体の価値(時価総額)」が大きい企業の影響を強く受けます。


3. 日経平均株価の歴史:戦後から2026年までの推移

日経平均の推移を振り返ることは、戦後日本の経済史を辿ることそのものです。

① 1950年〜1980年代:高度経済成長とバブルの狂乱

  • 算出開始(1950年): 算出開始時の価格は176円21銭でした。
  • バブル期(1989年): 1989年12月29日、日経平均は終値で38,915円87銭という、当時の史上最高値を記録しました。「日本株を買えば必ず儲かる」と誰もが信じた狂乱の時代です。

② 1990年代〜2012年:失われた20年と底ばい

  • バブル崩壊: 90年代に入ると株価は暴落。2003年には一時8,000円を割り込みました。
  • リーマンショック(2008年): 世界的な金融危機により、2009年3月には7,054円98銭という戦後最安値圏まで売り込まれました。

③ 2013年〜2023年:アベノミクスとコロナショックからの復活

  • アベノミクス: 大胆な金融緩和により株価は右肩上がりに転換。
  • コロナショック(2020年): パンデミックで一時16,000円台まで急落するも、世界的な金余り相場でV字回復。2021年には30,000円台を回復しました。

④ 2024年〜2026年:新時代の幕開け(最高値更新の連続)

2024年2月、ついに34年ぶりにバブル期の最高値を更新。そこから日本株の「デフレ脱却」が市場で確信に変わり、上昇スピードが加速しました。

  • 2024年: 40,000円の大台を突破。
  • 2025年: 高市政権の誕生と積極的な経済政策(サナエノミクス)への期待感から、50,000円を突破。
  • 2026年現在: 企業業績の好調とNISAによる個人マネーの流入が下支えし、現在は55,000円前後での推移を見せています。

算出開始で176円・・・。そしてバブル崩壊やリーマンショックでの暴落は、その時代に生まれていない僕には想像しがたい世界です。そしてもちろん、この規模の暴落が今後起こる可能性があるということですよね。

そうだね。その知識を持っていることが自己防衛する上で大事なんだ。ただ、過去を見ると10年に一度は大暴落が起こっていてもそのたびに立ち上がってきたということも事実だよ。

そうなんですね!歴史を知ることは面白いです。しかし先生、なぜ現在はここまで急激に上がっているんでしょうか?


4. なぜ2026年の今、これほど上がっているのか?

「実感がわかない」という声もありますが、株価上昇には明確な理由が3つあります。

  1. 日本企業の「稼ぐ力」の向上:長年のコストカットから脱却し、価格転嫁(値上げ)ができる体質へ変化。企業の利益(EPS)が過去最高水準を更新し続けています。
  2. コーポレートガバナンス改革:東証による「株価を意識した経営」の要請により、企業が自社株買いや増配を積極的に行うようになり、海外投資家が日本株を「安心して買える資産」と再評価しました。
  3. 新NISAによる個人投資家の参入:2024年に始まった新NISA制度が定着。かつての「貯蓄から投資へ」というスローガンが、2026年の今、国民的なうねりとなって相場を押し上げています。

5. 初心者が日経平均と向き合うためのアドバイス

「今から買っても遅くないですか?」という質問をよく受けます。大切なのは、「日経平均そのものを買う」という発想を持つことです。

  • インデックス投資の活用: 個別銘柄を選ぶのが難しくても、日経平均に連動する投資信託(インデックスファンド)やETF(上場投資信託)を買えば、225社の成長を丸ごと享受できます。
  • 積立投資(ドル・コスト平均法): 株価が高い時も低い時も一定額を買い続けることで、平均購入単価を抑え、着実な資産形成が可能です。

まとめ

日経平均株価は、単なる数字の羅列ではありません。それは日本の技術、サービス、そして人々の労働の結晶が数値化されたものです。2026年、5万円を超えた日経平均は、日本が「失われた時代」を完全に過去のものとし、新たな成長フェーズに入ったことを示唆しています。

相場には波がありますが、歴史を俯瞰すれば、成長を信じて長く市場に居続けることが、最も報われる道であることがわかります。

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