「ドルコスト平均法」とは?初心者向けに分かりやすく解説

【中級】ねこねこNISA

ヒロタカ先生!投資信託について調べているとドル・コスト平均法ってよく聞くんですけどよく分からなくて・・・どういうものなんですか?

初心者の方にとって、資産運用は「いつ買えばいいのか」「損をするのが怖い」という不安がつきものだよね。その不安を解消して、プロと同じような成果を安定して目指せる手法のことだよ。

この記事では、ドル・コスト平均法の仕組みから、メリット・デメリット、具体的な始め方まで、初心者の方が今日から実践できるように徹底解説します。


1. ドル・コスト平均法とは?(基本の仕組み)

ドル・コスト平均法とは、「価格が変動する商品を、常に一定の金額で、定期的に買い続ける」投資手法のことです。

例えば、「毎月1日に、1万円分ずつ投資信託を買う」といった方法がこれにあたります。

「一定の量」ではなく「一定の金額」がポイント

多くの人は「1,000株買う」「10口買う」というように、数量を決めて買おうとします。しかし、ドル・コスト平均法は金額を固定します。

  • 価格が高いとき: 買える数量が少なくなる。
  • 価格が低いとき: 買える数量が多くなる。

このように、価格が安いときに自動的にたくさん買い込むことになるため、長期的に見ると1口あたりの平均購入単価を下げることができるのが最大の特徴です。


2. なぜ初心者に「最強」と言われるのか? 3つのメリット

投資のプロでも「底値(一番安い時)」を当てるのは不可能です。ドル・コスト平均法が初心者に推奨されるのには、明確な理由があります。

① 投資のタイミングに悩まなくて済む

初心者が最も悩むのは「今が買い時か?」という点です。ドル・コスト平均法は機械的に積み立てるため、日々の株価チャートに張り付く必要がありません。精神的なストレスを大幅に軽減できます。

② 高値掴みのリスクを分散できる

一括投資(手元の資金を一度に全て投じること)の場合、買った直後に暴落すると大きな損失を抱えます。ドル・コスト平均法なら、一度に高い価格で全額投資するリスク(高値掴み)を避けられます。

③ 下落相場が「チャンス」に変わる

通常、価格が下がると投資家は恐怖を感じますが、ドル・コスト平均法では「安くたくさん買えるボーナスステージ」になります。この「安く仕込んだ分」が、将来価格が回復したときに大きな利益を生む源泉となります。

ねるほど!暴落した時でも、安く変えたと思えばパニックになりにくいですね!


3. 知っておくべきデメリットと注意点

完璧に見えるドル・コスト平均法にも、弱点はあります。納得した上で始めることが大切です。

① 短期間では大きな利益が出にくい

少しずつ時間をかけて投資するため、短期間で資産を2倍、3倍に増やすような爆発力はありません。あくまで「時間を味方につける」手法です。

② 右肩上がりの相場では「一括投資」に負ける

もし価格が最初から最後までずっと上がり続ける相場であれば、最初に全額投資してしまったほうが利益は大きくなります。しかし、現実の市場は必ず上下するため、リスク回避の観点からはドル・コスト平均法が選ばれます。

③ 手数料が割高になる可能性がある

(※現在のネット証券ではほぼ解消されていますが)取引ごとに高い手数料がかかる金融機関を使っている場合、少額で何度も買うことでトータルの手数料が膨らむことがあります。必ず「購入時手数料無料(ノーロード)」の商品を選びましょう。


4. ドル・コスト平均法の実例シミュレーション

具体的に、価格が激しく上下したときにどうなるか見てみましょう。

【例:毎月1万円を4ヶ月間投資した場合】

価格(1口あたり)購入金額購入できた数量
1ヶ月目1,000円10,000円10.0口
2ヶ月目500円(暴落!)10,000円20.0口
3ヶ月目250円(大暴落!)10,000円40.0口
4ヶ月目1,000円(回復)10,000円10.0口
合計40,000円80.0口

結果の比較:

  • 平均購入単価: 40,000円 ÷ 80口 = 500円
  • 4ヶ月目の評価額: 80口 × 1,000円 = 80,000円

一口当たりの価格は「1,000円から始まって1,000円に戻っただけ」なのに、資産は2倍(4万円→8万円)に増えていますね!

これは、価格が下がった2ヶ月目と3ヶ月目に大量に買い込めたおかげだね。同じ金額で時間をかけて放置していたものが、価格の上下のおかげで結果的に大きな利益を生むんだ。


5. 失敗しないための「3つの鉄則」

ドル・コスト平均法を成功させるには、以下のルールを守ってください。

  1. 途中でやめないこと: 最も多い失敗は、暴落した怖さで積立を止めてしまうことです。暴落時こそ「安く買えている」と自分に言い聞かせましょう。
  2. 長期視点を持つ: 少なくとも5年、できれば10年〜20年スパンで考えましょう。
  3. 余剰資金で行う: 生活費を削って投資に回すと、急な入用の際に暴落したタイミングで解約せざるを得なくなります。

6. 具体的な始め方(おすすめのステップ)

初心者がドル・コスト平均法を実践するなら、以下の方法がベストです。

STEP 1:証券口座を開設する

手数料が圧倒的に安いSBI証券楽天証券などの「ネット証券」を選びましょう。

STEP 2:制度を利用する(新NISA)

「新NISA(つみたて投資枠)」を利用すれば、投資で得た利益に税金がかかりません。通常は約20%の税金が引かれますが、これが0になるのは非常に大きいです。

STEP 3:商品(投資信託)を選ぶ

ドル・コスト平均法と相性がいいのは、広く分散された「インデックスファンド」です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) などが代表的で人気があります。

STEP 4:設定して忘れる

毎月の積立金額(例:1万円、3万円など)を設定したら、あとは自動的に買い付けが行われます。たまに資産状況を確認する程度で十分です。


7. まとめ:まずは少額からスタートしよう

ドル・コスト平均法は、「時間を分散することで、リスクを抑えつつ着実に資産を作る」ための知恵です。相場を予測する技術は必要ありません。必要なのは、コツコツと買い続ける「忍耐強さ」だけです。

まずは、新NISAを活用して月々5,000円程度から設定してみるのが第一歩です。


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