新NISAで投資を始めると、必ずと言っていいほどニュースで耳にする言葉があります。それが「円安(えんやす)」と「円高(えんだか)」です。
「円が安い?高い?どっちがお得なの?」「ボクの持っているオルカン(全世界株)はどうなっちゃうの?」そんな疑問を、ヒロタカ先生と一緒に世界一わかりやすく紐解いていきましょう!
今さら聞けない!「円安・円高」と投資の意外な関係
1. 円安・円高って結局どういうこと?
ヒロタカ先生!ニュースで『1ドル=150円、円安が進んでいます』って言っていました。100円より150円のほうが数字が大きいのに、なんで『安い』って言うんでしょうか? 数字が大きければ『円高』じゃないんでしょうか?
はっはっは。そこが最初の混乱ポイントだね。ももたろう君、お金の価値は『他の国の通貨と比べる』必要があるんだ。150円の時と100円の時で、1ドルのおやつを買うのに何円必要かを考えてごらん。
- 1ドル=100円: 100円玉1枚でおやつが買える。
- 1ドル=150円: 100円玉と50円玉がないとおやつが買えない。
同じおやつを買うのに、よりたくさんのお金を出さなきゃいけない……。つまり、円のパワー(価値)が弱まった=円安ということなんだよ。
なるほどにゃ! 日本のお金の価値が下がっちゃうから、海外のおやつが高くなるのが『円安』なんだにゃ!
2. なぜ新NISAの「オルカン」や「S&P500」に関係あるの?
私たちが新NISAの「つみたて投資枠」で買っている人気の銘柄(全世界株式や全米株式)は、中身のほとんどが海外(特にアメリカ)の企業の株です。
ここが非常に重要なのですが、日本円で投資信託を買っていても、その中身は「ドル」などの外貨で運用されています。そのため、株価が変わらなくても、為替(円安・円高)の影響だけで資産額が大きく動くのです。
円安になると資産はどうなる?
- 追い風: 海外の株をドルで持っているため、円の価値が下がると(円安)、ドルを円に戻した時の金額が増えます。
- 現象: 米国の株価が動いていなくても、円安が進むだけで、スマホの画面に映る評価額は「プラス」になります。
円高になると資産はどうなる?
- 向かい風: 円の価値が上がると(円高)、海外で持っている資産を円に戻した時に、目減りしてしまいます。
- 現象: 米国の株価が上がっていても、それ以上に円高が進むと、評価額が「マイナス」になることがあります。
えーっ! 株価が上がっても、円高のせいで損しちゃうこともあるんですか? それってすごく損した気分です……。
3. 円安・円高、どっちが良い・悪いはあるの?
投資家にとって「円安が良いか円高が良いか」は、その人がどのステージにいるかによって変わります。
| 状況 | メリット | デメリット |
| 円安 | すでに投資している資産の評価額が大きく増える。 | 海外の製品(ガソリンや食品)が高くなり、生活費が上がる。新規で買う時も高くなる。 |
| 円高 | 海外の株を安く(おトクに)買える。海外旅行や輸入品が安くなる。 | すでに持っている資産の評価額が減って見える。 |
ももたろう君のように、今まさに積立をしている『買い時』の猫にとっては、実は円高のほうが嬉しい面もあるんだよ。安いうちにたくさんの量を仕込めるからね。
ニュースで『円安で大変だ!』って騒いでるから、てっきり悪いことだと思っていました。
4. 暴落と円高がダブルで来たらどうする?(リスク管理)
一番怖いのは、海外の「株価が暴落」し、同時に「円高」が進むパターンです。これを「ダブルパンチ」と呼びます。
株価も下がるし、為替でも損をする……。そんなの、ボクの肉球が震えてしまいます!
そんな時こそ、『ドルコスト平均法(定額積立)』が火を吹くんだ。円高で株安の時というのは、まさに『歴史的な大バーゲンセール』。ここで積み立てを止めずに継続した猫だけが、将来円安に戻り、株価が回復した時に、とんでもない利益を手にできるんだよ。
為替は振り子のように、円安に振れたり円高に振れたりするものです。長期投資家は、目先の「円安で儲かった!」「円高で損した!」に一喜一憂せず、淡々と積み立てを続けることが唯一の必勝法です。
5. まとめ:円安・円高に振り回されない猫になるために
- 「円安」は資産の評価額がアップするが、追加購入は割高になる。
- 「円高」は資産の評価額がダウンするが、安く仕込むチャンスになる。
- 長期投資では、為替の影響は長い時間をかけて平均化される。
- 一番の失敗は「円高・株安」のダブルパンチで怖くなって売ること。
ヒロタカ先生、よくわかりました! ニュースで円安だの円高だの言ってても、ボクは『今は買い時かな?』『今は増えてる時期かな?』ってのんびり構えておくことにします。
その通り! 為替の波を予想して動こうとするのはプロでも難しい。僕たち猫は、大きな波に身を任せて、じっと目的地(老後や目標金額)に着くのを待てばいいのさ。
まとめ
「為替」は一見難しそうですが、要は「日本円のパワーバランス」の変化です。
新NISAで海外に投資するということは、日本円だけでなく「世界のお金(外貨)」を持つということでもあります。これは、「日本に何かあった時のためのリスク分散」にもなっているんです。




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