4限目【メンタル編】暴落が来たらどうする? 猫でもできる心の守り方

【初級】はじめてのNISA

「にゃんにゃんファイナンス学園」へようこそ! 新NISAで「どの証券会社にするか」「どのカリカリ銘柄を買うか」が決まったあなた。準備は万端ですが、実は投資を続ける上で、最後にして最大の壁が立ちはだかります。

それが、「暴落(ぼうらく)」です。

ある日突然、スマホの画面に映る自分の資産が「マイナス30%」なんて表示されたら……。ももたろう君と一緒に、そんなピンチを乗り越えるための「心の守り方」を学びましょう。


【メンタル編】暴落が来たらどうする? 猫でもできる心の守り方

1. 暴落は「おやつのバーゲンセール」と心得よ

ヒロタカ先生!大変だにゃ!ニュースで『世界同時株安』って言ってるし、ボクの買ったオルカンが昨日よりすごく安くなってるにゃ……。このままだとおやつが全部消えちゃうにゃ!今すぐ売ったほうがいいの?

落ち着くんだ、ももたろう君。まずはその『売るボタン』から肉球を離しなさい。いいかい、投資の世界における暴落は、怖い怪獣ではない。実は『高級カリカリの超特売セール』なんだよ。

えっ、セールなの? 損してるのに?

そうさ。新NISAで積み立てをしている僕たちにとって、値段が下がるということは、同じ金額で『より多くの量(口数)』を買えるということなんだ。安いうちにたくさん仕込んでおけば、将来価格が戻った時に、増え方がとんでもないことになるのさ。これを忘れてはいけないよ。


2. なぜ人は暴落で「売ってしまう」のか?

投資で失敗する人の共通点は、「価格が上がっている時に喜び、下がっている時に怖くなって売る」ことです。しかし、新NISAのような長期投資では、これが一番の「ご法度」です。

脳がパニックを起こす仕組み

人間の脳は、損をすることを「命の危険」と同じように感じる性質があります。

  • 含み損の恐怖 「このままゼロになるかも」という根拠のない不安。
  • 周りの声 SNSやテレビで「もう終わりだ」という極端な意見ばかりが目に入る。
  • 損失回避性 1万円得した喜びより、1万円損した痛みを2倍以上に強く感じてしまう。

これらはすべて、人間(や猫)の本能です。だからこそ、あらかじめ「暴落は必ず来るものだ」と心に決めておく必要があります。歴史を振り返れば、10年に一度は大きな暴落が来ますが、世界経済はそれを何度も乗り越えて右肩上がりに成長してきました。


3. 暴落を乗り切るための「3つの猫流防御術」

暴落が来た時、具体的にどう行動すればいいのか。ヒロタカ先生直伝の防御術を整理しました。

① スマホのアプリをアンインストールする(見ない!)

一番確実な方法です。資産額を毎日チェックしても、価格は変わりません。むしろ、マイナスの数字を見るたびにストレスが溜まり、理性が失われます。 「積み立ての設定さえしてあれば、あとは10年見なくてもいい」というくらいの、ふてぶてしい猫の態度が正解です。

② 「リスク許容度」を再確認する

もし、暴落が怖くて夜も眠れないなら、それは「投資にお金を回しすぎ」かもしれません。

  • 生活防衛資金: 最低でも半年〜1年分の生活費は、現金(銀行預金)で持っておくこと。
  • 余剰資金の範囲: 「最悪、半分になっても生活は困らない」という金額の範囲内で投資を行うことが、心の平穏に直結します。

③ 歴史を学ぶ(過去の暴落はすべて絶好の買い場だった)

2008年のリーマンショックや2020年のコロナショック。当時は「世界が終わる」と言われましたが、その時に逃げずに買い続けた人は、その後の数年で資産を数倍に増やしました。 「嵐の後には必ず晴天が来る」という歴史的事実を、お守りとして持っておきましょう。


4. 暴落時の「NG行動」ワースト3

先生、これだけはやっちゃダメ!っていうNG行動も教えてほしいにゃ。

よし、この3つだけは絶対に守るんだよ。ももたろう君。

  1. 狼狽売り(ろうばいうり) 怖くなって途中で全部売ってしまうこと。これが一番の負け確定フラグです。
  2. 積立の停止 「安くなっている今」こそたくさん買えるチャンスなのに、買うのをやめてしまうのは、宝の山をみすみす逃すのと同じです。
  3. レバレッジをかけた逆転狙い 損を取り戻そうとして、ギャンブル的な投資に手を出すこと。これは破滅への近道です。

5. 最後に信じるのは「時間の力」

そっか……。暴落は怖いけど、それはボクのおやつが将来増えるための『準備期間』なんだにゃ。嵐の間は丸くなって寝て待つのが一番だにゃ!

その通り! 賢い猫は、雨が降っている時にわざわざ外に出ないだろう? 投資も同じさ。相場が荒れている時は、趣味や仕事、あるいは美味しいものを食べることに集中する。そして数年後にふと口座を開けて、『おや、こんなに増えていたのか』と驚く。それが新NISAの正しい楽しみ方だよ。


まとめ:暴落を「味方」につける心の持ち方

  • 「暴落=セールの合図」と脳に刷り込む。
  • 気絶したふり(放置)をして、時が過ぎるのを待つ。
  • 現金(生活防衛資金)をしっかり持って、心に余裕を作る。
  • 積立設定は絶対に変えない。

投資の成績は「知能指数」よりも「忍耐力」で決まります。ももたろう君と一緒に「億を狙う猫」を目指していきましょう。


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