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2026年冬、ニュースを見ると、必ずと言っていいほど出てくる「衆議院解散」という言葉。なんだか物々しい響きですが、実は投資家の間では「絶好のチャンスかも?」とささやかれる一大イベントなんです。
今回は、白猫のヒロタカ先生と、生徒の黒猫ももたろう君と一緒に、その仕組みと投資への影響をのぞいてみましょう!
衆議院解散ってなに?まずはキホンを知ろう
ヒロタカ先生、ニュースで「衆議院解散」って言葉が飛び交っていますけど、そもそも何が解散しちゃうんですか?
いい質問だね、ももたろう君。簡単に言うと、衆議院議員全員の「クビ」をいったん決めて、国民にもう一度「誰をリーダーにしたいか選んでね」と問い直すことだよ。
全員クビ!? それは一大事ですね。でも、どうしてそんな急にクビにする必要があるんでしょうか。
目的は主に3つあるんだ。
- 国民の信を問う:新しい政策を始めたい時、国民が賛成してくれるか確認するため。
- 政権を安定させる:今の支持率が高い時期に選挙をして、与党の議席を増やしたい時。
- リセットボタン:政治が混乱した時、一度白紙に戻してやり直すため。
なるほど、大きな決断をする前の「仕切り直し」なんですね。でも、それがどうしてお金や株に関係してくるんですか?
そこが面白いところなんだ。実は、株式市場には「選挙は買い」という有名な言葉(アノマリー)があるくらいなんだよ。
なぜ「選挙は買い」なの?投資家がワクワクする理由
投資の世界では、衆議院が解散してから投票日までの期間に、株価が上がりやすいという経験則があります。なぜ投資家たちは選挙を歓迎するのでしょうか?
1. 新しい経済対策への期待
選挙になると、どの政党も「景気を良くします!」「減税します!」「補助金を出します!」といった、有権者に喜ばれる公約を掲げます。これを「バラマキ」と呼ぶこともありますが、株式市場にとっては「お金が世の中に回り出すチャンス」と捉えられ、ポジティブな刺激になるのです。
2. 「政治の空白」への懸念と、その後の安定
解散直後は一時的に「政治が止まる」という不安が出ますが、それを上回るのが「選挙が終われば強力な政権が誕生して、スピーディーに政策が進むはずだ」という期待感です。不透明な状態が解消されることを、投資家は一番好みます。
3. 海外投資家からの注目
日本の政治が安定することは、海外の投資家にとっても安心材料です。選挙を通じて「この国はこれから成長する政策を打ち出すぞ」とアピールできれば、日本株に海外からのお金が流れ込みやすくなります。
過去のデータが語る「選挙と株価」の不思議な関係
ここで少し、歴史的なデータを見てみましょう。 過去の衆議院選挙(解散から投開票日まで)の日経平均株価の騰落を見てみると、驚くべきことに9割近い確率で株価が上昇しているのです。
| 選挙年 | 解散時の株価 | 投票日直前の株価 | 騰落の結果 |
| 2012年 | 約8,800円 | 約9,700円 | 上昇 |
| 2014年 | 約17,300円 | 約17,400円 | 上昇 |
| 2017年 | 約20,300円 | 約21,400円 | 上昇 |
| 2021年 | 約28,500円 | 約28,800円 | 上昇 |
ポイント: 過去の多くのケースで、解散から選挙までは「ご祝儀相場」になりやすいと言えます。ただし、最近ではこの法則が崩れる場面も見られるため、「絶対」ではないことには注意が必要です。
へぇ〜!「選挙」って聞くと難しそうですけど、投資家にとっては「お祭り」みたいな一面もあるんですね。
そうだね。でも、お祭りには必ず「終わり」がある。選挙が終わった後に、株価がどう動くかが実はもっと大事なんだ。
えっ、選挙が終わった後ですか? 期待通りに景気が良くなるんじゃないんですか?
ふふふ、そこが投資の奥深いところだよ。さて、選挙の「結果」によって市場がどう豹変するのか、そして僕たちがどんな準備をしておけばいいのかを解説しよう。
ここまでで「解散から選挙までは株価が上がりやすい」というお祭りムードについてお話ししましたね。でも、投資家として本当に気を引き締めなければならないのは、実は「選挙が終わった後」なんです。
選挙が終わったらどうなる?「結果」が分ける天国と地獄
ヒロタカ先生、前半で「お祭りには終わりがある」っておっしゃっていましたよね。選挙が終わった後、株価が急に下がっちゃうこともあるんですか?
鋭いね、ももたろう君。実は、選挙結果が「事前の予想通り」か「予想外」かによって、市場の反応は180度変わるんだ。
予想通りなら安心じゃないんですか?
投資の世界には「事実で売る(セル・ザ・ファクト)」という言葉があってね。「良い結果になるだろう」と期待して買っていた人たちが、結果が出た瞬間に「よし、予想通りだ。今のうちに利益を確定させよう」と一斉に売りに出ることがあるんだよ。
なるほど…!期待がピークの時に売っちゃうわけですね。じゃあ、もし「予想外」の結果になったら?
例えば、与党が予想以上に議席を減らして「政治が不安定になりそうだな」と判断されると、今度は不安からドカンと売られることもある。つまり、選挙後は「期待の剥落」か「不透明感への恐怖」で、荒波になりやすいんだね。
狙い目はどこ?「国策」から探す注目セクター
選挙が終わると、新しく誕生した政権が具体的にどんな政策にお金を使うかがはっきりしてきます。「国が応援する分野」にはお金が流れ込みやすく、これらは「国策銘柄」と呼ばれます。
現在の政治トレンド(2026年時点)から注目される主なセクターを見てみましょう。
① 防衛・宇宙関連
近年、世界情勢の変化を受けて「自分の国は自分で守る」という流れが強まっています。防衛予算の増額や、宇宙開発への投資を掲げる政権が多いため、防衛システムや人工衛星などを手掛ける企業は注目を集めやすいです。
② エネルギー・半導体
「脱炭素」や「次世代エネルギー(原発再稼働や核融合など)」、そしてデジタル社会の心臓部である「半導体」の国産化は、どの政党も重視する重要課題です。これらは巨額の補助金が動くため、長期的な成長が期待されます。
③ 銀行・金融
選挙後の経済政策で「金利」がどう動くかも重要です。もし景気刺激策が成功して金利が上がる局面になれば、お金を貸して利益を得る銀行などの金融機関にとっては追い風になります。
ももたろう君でもできる!「選挙×投資」の賢い構え方
先生、なんだか難しそうです…。僕たち初心者は、選挙の時にどう動けばいいんでしょうか。
一番大切なのは、「雰囲気に流されて全財産を突っ込まないこと」だよ。
ドキッ!「選挙は買い」って聞いて、貯金を全部使おうかと思ってました…。
ははは、それは危ないね。初心者におすすめの構え方を3つ教えるね。
- 「つみたて」を淡々と続ける:選挙の乱高下は、長い目で見れば一時的なもの。積立投資をしているなら、ニュースに一喜一憂せずに放置するのが正解だよ。
- 余裕資金で少しだけ参加する:もし個別株に挑戦したいなら、無くなっても生活に困らないお金で「勉強代」として買ってみる。
- 「結果」を見てから動く:無理に選挙前に「当てる」必要はないんだ。新政権の政策が固まり、市場が落ち着いてから「これから伸びそうな分野」をじっくり探しても遅くはないよ。
まとめ:選挙は「未来の日本」を映す鏡
衆議院解散は、単なる政治のイベントではなく、日本という国が次にどこへ向かおうとしているのかを決める大事な分岐点です。
- 解散〜選挙まで:期待で株価が上がりやすい「お祭り」
- 選挙後:結果を受けて現実に戻る「荒波」
- その先:新政権の「政策」が長期的な株価を決める
どうだい、ももたろう君。選挙の見え方が少し変わったかな?
はい!ニュースで「解散」って聞いても、もう怖くありません。むしろ「次はどの分野にお金が回るのかな?」ってワクワクしながらニュースを見られそうです!
その意気だね。しっかりアンテナを張って、賢い猫投資家を目指そう!



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