【最終講義】6限目【出口戦略編】貯めるだけじゃない!「出口」で迷わないための賢い取り崩し方

【初級】はじめてのNISA

「にゃんにゃんファイナンス学園」の第6回講義へようこそ!

これまで「口座の作り方」「銘柄の選び方」「暴落の耐え方」「入金力の高め方」と、いわば「お金を増やす方法(入口)」をメインに学んできました。しかし、投資において最も大切で、かつ多くの人が見落としがちなのが「どうやって使うか(出口)」です。

お金は使わなければ、ただの数字。ももたろう君と一緒に、新NISAで一生懸命育てた「カリカリの山」を、最高に美味しく食べる方法を学びましょう!


【出口戦略編】貯めるだけじゃもったいない!「出口」で迷わないための賢い取り崩し方

1. 「いつ売ればいいの?」という最大の悩み

ヒロタカ先生!おかげさまでボクの積み立ては順調だにゃ。でも、ふと思ったんだにゃ……。このカリカリの山、いつになったら食べていいの? もしかして、死ぬまでずっと貯め続けるだけなのかにゃ?

いいところに気づいたね、ももたろう君。実は『貯める』よりも『使う』ほうが、ずっと勇気と技術がいるんだ。せっかく増やしたのに、暴落が怖くて使えなかったり、逆に一気に使い切って後悔したりする猫は多いのさ。

えーっ! せっかく頑張って貯めたのに、使えないなんて悲しすぎるにゃ。どうすればいいの?

大切なのは『出口戦略』。つまり、自分の人生のどのタイミングで、どうやって現金に戻していくかという『計画』をあらかじめ持っておくことだよ。今日は、魔法の取り崩し術を伝授しよう。


2. 出口戦略の鉄則:一括で売ってはいけない

新NISAで運用している資産を現金化する際、初心者がやってしまいがちな失敗が「全部一気に売ってしまうこと」です。

なぜ一括売却はダメなのか?

  • 暴落のリスク: 「さあ、今日から老後資金として使うぞ!」と決めた日が、たまたま歴史的な暴落日だったらどうでしょう? 資産が大きく減った状態で確定させることになり、大損してしまいます。
  • 運用益を逃す: 資産は「売った瞬間」から増えるのをやめてしまいます。まだ10年、20年と生きる予定なら、運用を続けながら少しずつ売るほうが、最終的な受取額は圧倒的に多くなります。

「買う時と同じように、売る時も少しずつ」。これが、出口戦略の基本中の基本です。


3. 最強の取り崩し術「4%ルール」を知ろう

少しずつ売るって、具体的にどれくらいずつだにゃ? 適当に売って、おやつが底をついたら怖いにゃ……。

そこで登場するのが、世界的に有名な『4%ルール』だ。これはアメリカの大学の研究で導き出された、『これくらいずつ使えば、資産が30年以上経ってもなくならない可能性が高い』という魔法の数字だよ。

4%ルールとは?

資産の合計額に対して、毎年4%ずつ取り崩していく方法です。 例えば、新NISAで1,800万円貯まったとしましょう。

  • 1,800万円 × 4% = 年間72万円(月6万円)

この「月6万円」を引き出しながら、残りの資産はそのまま運用を続けます。株や債券の成長率が平均して4%以上あれば、理論上、資産を減らさずにおやつを食べ続けられるのです。

資産を減らさずにおやつが食べられる……!? まさに『無限カリカリ状態』だにゃ!

まあ、実際には相場の変動があるから『絶対』ではないけれど、一気に売るよりも遥かに長く、安心してお金を使える戦略なのは間違いないよ。


4. ライフステージに合わせた3つの「出口」

出口戦略は、何も「老後」だけのものではありません。人生のイベントに合わせて使い分けましょう。

① イベント出口(結婚・住宅・教育)

「子供の大学入学」「マイホームの頭金」など、使う時期と金額が決まっている場合です。この場合は、使う3〜5年前から少しずつ売却し、現金の比率を高めておくと安心です。直前の暴落で「学費が足りない!」という悲劇を防げます。

② 楽しみのための出口(自分へのご褒美)

「運用益が10万円出たら、その半分で豪華な温泉旅行に行く」といった、モチベーション維持のための出口です。これは人生を豊かにするために非常に重要です。

③ 老後の自分年金出口(4%ルール)

先ほどの「4%ルール」などを使って、公的年金にプラスアルファの生活費を上乗せします。新NISAは非課税期間が無期限なので、おじいちゃん猫になってもずっと非課税で受け取れるのが最大の強みです。


5. 最後の試練「暴落時の取り崩し」をどうする?

でも先生、4%ルールで引き出している最中に、第3回で習った『暴落』が来たらどうすればいいの? 安い時に売るのは損だにゃ?

さすがももたろう君、鋭いね! その通り。暴落時に定率で売ると、資産の減りが早まってしまう。そんな時のための『猫の知恵』を教えよう。

  1. 現金をクッションにする: 第5回で学んだ「生活防衛資金(現金)」を数年分持っておき、暴落した年だけはNISAを売らずに、その現金から生活費を出す。
  2. 定額取り崩しに変える: 資産が減った時は、取り崩す金額を少し減らして、嵐が過ぎ去るのを待つ。

出口でも一番大切なのは『慌てないこと』だ。新NISAという魔法のお財布は、君がパニックにならなければ、一生君を守ってくれる最高の味方なんだよ。


まとめ:賢く使い切るための3ステップ

  1. 「一括」で売らずに「少しずつ」売る(運用の力を借り続ける)。
  2. 「4%ルール」を目安にする(資産の寿命を延ばす)。
  3. 使う数年前から現金を確保しておく(暴落に備える)。

「にゃんにゃんファイナンス学園」の最終目標は、お金をたくさん貯めることではありません。「お金の心配をせずに、自分らしく楽しく生きること」です。

ももたろう君、これで君も立派な「新NISAマスター」です。これまで学んだ知識を武器に、自分だけの素敵なカリカリの山を育て、そして最高のタイミングで味わってください!


学園長ヒロタカ先生より 全6回の基本講義、お疲れ様でした! 「にゃんにゃんファイナンス学園」は、これからもあなたの投資ライフを応援します。

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